バイクのバッテリー上がりを防ぐ方法と対処法

バイクのバッテリー上がりを防ぐ方法と対処法

バイクに乗ろうとしたらエンジンがかからないという経験はありませんか?
その原因の多くが「バッテリー上がり」です。特に長期間乗っていなかったり、日常的なメンテナンスを怠っていたりすると起こりやすくなります。

バッテリー上がりの原因とは?

バイクは乗らない時間が長くなるほど、バッテリーが自然放電しやすくなります。
特に寒さが厳しい冬場や、梅雨などで乗らない期間が続くと、エンジンをかけた瞬間に「カチッ…」という音だけが虚しく響くことも。

また、意外と見落としがちなのが電装品の使いすぎです。グリップヒーターや電熱ベスト、ナビゲーションシステムなどを多用していると、発電量よりも消費電力が上回り、バッテリーが徐々に弱っていくことがあります。
その他にも、レギュレーターやステーターコイルの不調、バッテリー自体の寿命なども原因となります。バッテリーは通常2〜3年で交換が推奨されています。

バッテリー上がりを防ぐ予防策

定期的にエンジンをかける

週に1度でもエンジンをかけ、10分以上アイドリングまたは軽く走行することで、バッテリーをしっかり充電できます。特に冬場や梅雨の間など、バイクに乗る機会が減る季節には意識して行いたい習慣です。

バッテリー充電器の活用

長期間バイクに乗れない場合は、バッテリー充電器(メンテナンスチャージャー)を使用するのが効果的です。テックメイト社の「OptiMate」シリーズなどは、自己放電を抑えながら過充電も防いでくれる優れものです。

電装品の使用を見直す

電熱装備やスマホ充電器などを常時使用している場合、バッテリーへの負荷が大きくなります。走行中以外は極力使用を避ける、あるいはエンジンが始動してから電装品をONにするなど、工夫が必要です。

バッテリーが上がってしまった時の対処法

ブースターケーブルを使う

他車やモバイルバッテリーを使ってブースターケーブルでエンジンをかける方法があります。車両に詳しい方であれば比較的簡単に行えますが、接続順序を誤ると故障の原因になるため注意が必要です。

モバイルジャンプスターターの使用

最近では、小型で持ち運び可能な「ジャンプスターター」が人気です。USB充電可能で、いざという時に備えておくと非常に安心です。防災グッズとしても活躍します。

バイクショップやロードサービスに依頼

自身での対応が難しい場合や、バッテリーの寿命が疑われる場合は、無理をせずプロに任せましょう。JAFや各保険会社のロードサービスも利用できます。

バッテリートラブルを防いで快適なバイクライフを

バイクのバッテリーは、見えないけれど“命の源”ともいえる存在。
ちょっとした習慣と準備で、ツーリングのワクワクも、日常の快適さも守れます。
「次はいつ乗るか分からないな…」と思ったその日から、対策を始めてみませんか?

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