真夏のライディングは、灼熱との戦い。日差しの強さとアスファルトの照り返しに、体力も集中力も奪われがちです。
でも、標高の高い場所や木陰の道を走れば、驚くほど快適なツーリングが待っています。
今回は、「夏でも涼しく走れる」避暑地ツーリングスポットを紹介します。暑さを忘れて、爽快な風を感じに行きませんか?
避暑地ツーリングの魅力
避暑地ツーリングの最大の魅力は、何といっても気温の違い。
都市部で35度近い日でも、標高1000mを超えるエリアでは20〜25度という涼しさが広がります。
森の中のワインディングや、川沿いのルートは見た目にも涼しく、夏のストレスを吹き飛ばしてくれます。
避暑地にはグルメや名湯も多く、ツーリングとセットで楽しめるのもポイントです。
涼を感じるおすすめ避暑地ツーリングコース
長野県・ビーナスライン
標高1800m級の絶景ロードは、真夏でも肌寒いほどの空気感が味わえる。
草原や蓼科山を望む開放感も抜群で、夏でもエンジンが軽快に回ります。
群馬県・榛名山周辺
榛名湖のほとりは、夏のツーリングスポットとして定番。
木陰の多い道路、湖畔のカフェ、走りやすいカーブなど、初心者にもおすすめです。
栃木県・日光~いろは坂
標高差のあるルートで気温がぐっと下がるります。中禅寺湖や華厳の滝など観光も充実。
カーブが連続するので、走り応えもありながら安全に配慮すれば快適に走れます。
夏ツーリングならではの注意点
避暑地とはいえ、油断は禁物。服装や持ち物、走り方にも工夫が必要です。
服装は調整できるレイヤーを意識
避暑地の朝晩は想像以上に冷え込むこともあります。メッシュジャケットの下に着脱しやすいインナーを忍ばせておくと安心です。
熱中症対策も忘れずに
特に標高の低い出発地や、渋滞中の市街地では体温が上がりやすいため、水分補給や冷却グッズが効果的です。
帰路の時間帯に注意
夕方になると山道は暗くなりやすく、急な濃霧に見舞われることも。早めの帰路を意識しましょう。
天候の急変に備える
山岳地帯では急な雨や雷雨が起こりやすく、路面も滑りやすくなります。レインウェアは必携。スマホで天気予報をこまめにチェックする習慣も大切です。
給油と休憩の計画を立てておく
観光地や山間部ではガソリンスタンドが少ない場合があります。走行前に必ず確認し、余裕を持った給油を。
涼しいルートで、夏のバイクをもっと楽しもう
「暑いから乗れない」ではもったいない。涼しい場所を選んで走れば、夏こそバイクがもっと好きになる季節です。
澄んだ空気と緑の風景を感じながら、快適なエンジン音とともに夏の思い出を刻んでみてはいかがでしょうか。